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亀塚古墳
所在地:宇都宮市下欠 前方部は昭和20年代に河川改修の用土として削り取られていて痕跡すらなく、現状は後円部のみでほぼ円墳状態。近くのビニールハウスで作業をしていた人の話によると石室は墳丘の土が崩れて完全に埋まってしまったとのこと。横口式石室という珍しい形式の石室が見られるはずだったのに残念。
04.03追記:ちょうど1年後に再訪して石室を探したところ、墳丘北側のかなり上の方という変わった場所に開口部の天井付近が露出しているのを発見。僅かな隙間にデジカメを突っこんで内部を撮影したところ、小さな割り石を積み上げた奥壁と側壁の一部を確認することができた。 |
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北西から・左肩に子供総合科学館の実物大H2ロケット |
南から・水田用のポンプ小屋が隣接 |
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墳丘北側上部にほとんど埋まった石室を確認 |
小さな割り石を積んだ奥壁と側壁らしき部分 |
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下砥上神社古墳
所在地:宇都宮市下砥上 神社の裏に半地下の牢屋みたいな状態で石室が開口している。立派な石室がある古墳なのに柱が腐ったハンドメイドの手書きの看板がひとつあるだけで、古墳の標識に熱心な宇都宮市にあってなぜか全くのノーマーク。石室にはカギが掛かっていたが、神社の役員さんにお願いして内部を見学させてもらった。地元の高校生が石室の中に入り込んでシンナーをやってしょうがないので普段は施錠しているのだとか。役員さんの話では宇都宮大学の先生に調査してもらったところ石材は福島石と鑑定されたとのこと。福島石とは耳慣れない名前の石だが、まさか福島県から運んできた石ってこと??
優美な石室のA+評価墳。 |
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東側から |
西側から |
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墳頂部の祠 |
神社の役員さんにお願いしてカギを開けてもらった |
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非常に狭苦しい開口部 |
短くて狭い羨道の先にある玄門部 |
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開口部から内部・なかなか優美な面構成の石室 |
内部から開口部・見学用の電球がありがたい |
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石室上部・面の揃った石材の接合が美しい |
奥壁・側壁・天井の接合部分 |
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