栃木県南河内町A三王山古墳群
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三王山古墳 所在地:南河内町三王山 三王山古墳群の主墳。前方部を南西に向ける2段築成の前方後円墳で、1段目は全長85m・後円部径50m・くびれ部幅54m・前方部先端幅78m、2段目は全長55m・後円部径25m・くびれ部幅19m・前方部先端幅38m、高さは基壇面(1段目)から後円部が4.8mで前方部が4.6m。墳丘の周りには周溝と周堤を巡らせている。前方部が発達した典型的な後期古墳で、埴輪を伴わないことから7世紀初めの築造と考えられている。林道を閉鎖された山林内にあって非常に見つけにくかった。 |
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北東方向から・左が後円部で右が前方部・非常に見付けにくい山林内にあって全景を写すのもひと苦労 | |
後円部から前方部・「北」古墳?名称が混乱している | 墳丘上・前方部から後円部 |
三王山38号墳 所在地:南河内町三王山 上記の三王山古墳の南西100mに築かれている2段築成の帆立貝式古墳。全長51m・後円部径41m・くびれ部の幅40m・前方部の先端幅33mの1段目の上に、全長33.5m・後円部径20.5m・高さ3.4m・くびれ部の幅12m・前方部の先端幅14.5m・高さ0.8mの2段目が乗っている。地味目の雑木林墳。 |
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左が後円部で、右に低くてなだらかな前方部 | |
後円部 | 上の写真の反対側から・左が前方部で右に後円部 |
星宮神社古墳 所在地:南河内町三王山 直径49.2mの緩やかな一段目(基壇面)の上に直径23mの2段目が乗っている。墳丘一段目(基壇面)の外側には周溝が巡らされていて、周溝の底から墳頂までの比高は約7m。埋葬主体部は不明。墳丘南側には星宮神社が鎮座していて神社の周囲は削られているが、その他の部分はほぼ良好な状態を保っている。 |
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墳丘南側・星宮神社が鎮座 | 北側から・基壇面と2段目 |
北東方向から・緩やかで広い基壇(一段目)の上に2段目が乗っている | |
愛宕神社古墳 所在地:南河内町三王山 直径35m・高さ2.5mの神社の土台型の円墳。愛宕神社古墳と書かれた標柱が一本立っている。取り立ててこれといった特徴がないのでコメントを付け難い。 |
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南西方向から全景 | 西側から |
車塚古墳 所在地:南河内町三王山 全長43m・後円部径35m・高さ6.5m・前方部先端幅27mと推定される帆立貝式古墳。県道の拡幅工事で墳丘の北側が削り取られている。出土遺物がなく築造時期は特定できないが、墳丘下の旧地表面から群馬県榛名山二ツ岳の噴火で降灰した軽石(FP)の粒子が確認された。二ツ岳の噴火は6世紀中・後期と推定されているので、車塚古墳の築造はFP降灰以降ということになる。 |
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墳丘北側はスッパリと削り取られている | 南西方向から・ホタテ部は分からない |
付近の小円墳 |
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三王山24号墳 直径10m・高さ1mの円墳。 | 三王山26号墳 直径22m・高さ1mの円墳。 |
車塚の南西に隣接・杉の植林内にある | 公園内の整備古墳・かなり作り変えられていそう |
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三王山?号墳 | 三王山?号墳 |
もうどれが何号墳なんだか分からなくなっちゃいました。 | |
竹林内・周溝には不法投棄の産廃と家電ゴミが | 近所の人に聞いたらこれも古墳とのこと |
三王山南塚2号墳 1・2 所在地:南河内町三王山 全長約47mの前方後方墳。箸墓古墳・行灯山古墳・椿井大塚山古墳など機内の創生期古墳に見られる三味線の撥のように外側へ開いた「撥形の前方部」を持つことや、周溝の中から弥生時代後期の二軒屋式土器や古式土師器(高坏・壺)が出土していることから、3世紀末〜4世紀初めに築造された、栃木県内では最古の古墳の一つと推定されている。現地の標柱には「三王山古墳」と、町内にある別の古墳の名前が書かれていて名称を混乱させている。 |
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南東方向から全景・左が前方部で右が後方部 | |
後方部から前方部・「撥形」には見えにくい | 後方部・こちらも「方形」には見えにくい |
三王山南塚1号墳 1・2 所在地:南河内町三王山 上記の三王山南塚2号墳と道をはさんですぐ東側に並ぶように築かれている全長52.5mの前方後方墳。墳丘のくびれ部付近から2号墳よりもやや新しい遺物が出土しており、築造は4世紀前半で2号墳の被葬者の後を継いだ地域首長の墳墓と考えられている。現状は雑木林と深い笹薮に覆われていて墳形はほとんど確認できない。 |
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密薮に埋まっていた標柱・笹をかき分けて撮影 | 南東方向から後方部・唯一墳丘が分かるアングル |
付近の小円墳 所在地:南河内町三王山 上記三王山南塚1・2号墳の北側の朝日観音支群の中の1基。 |
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民家の玄関への引き込み道で一部削られている | 墳丘断面に葺き石らしき川石が露出している |
坪塚古墳 所在地:南河内町上坪山 東福寺の境内にある小円墳。「上坪山坪塚古墳」と書かれた標柱が1本立っているだけで、手元に資料もないのでスペックや築造時期は分からず。墳頂には稲荷神社が乗っている。 |
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南側から・寺の境内に立派な石の鳥居 | 稲荷神社の土台になっている |
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