栃木県壬生町@
古墳名 墳形 規模 石室 評価 分類・寸評
愛宕塚古墳 前方後円墳 無し B+ 神社の土台型・前方部がやたらとでかい
牛塚古墳 帆立貝式古墳 無し A- 雑木林型・非常に姿の良い墳丘
車塚古墳 円墳 有り A+ 雑木林型・久々の最高レベルの石室墳・しかもでかい!
吾妻古墳 前方後円墳 無し B+ 雑木林型・石室は失われているが充分堪能できる大型古墳
吾妻古墳「玄門」 A 壬生城址公園内に玄門だけが移設されている・看板によれば紆余曲折があったらしい

壬生地域の3基の首長墳。築造年代は愛宕塚→牛塚→車塚の順になる。

愛宕塚古墳
後円部に比べて前方部がでかく、高さも前方部の方が後円部よりも1mも高い。前方部が大きいのは古墳時代後期の前方後円墳の典型的な特徴なのだが、冷静に実物を眺めてみると非常に本末転倒な形をしている。本来、後円部が主体部なんじゃないのか?
神社が乗っているのが前方部で右手奥の小さい方が後円部
前方部から後円部を見おろす 神社裏手から周溝と周提

牛塚古墳
地味だけど大きくて姿のいい古墳。道を挟んで車塚と正対している。
臥した牛のように見えなくもない
古墳の肩に日が沈む

車塚古墳  
直径82m・高さ11m・三段築成の大型の円墳。終末期古墳としては日本でも最大級の規模とのこと。石室も墳丘に見合って立派。今回は日が暮れてしまっていい写真が撮れなかったので今度行ったら差し替えます。
(03.02)石室内部以外の写真(上4枚)を差し替えました。
南から・周提と墳丘
周提の上から周溝と墳丘
石室の前部は大きく削平されている 威風堂々とした石室・天井石の大きさが凄い
疑り深い盗掘者が穿ったのだろうか? 久々に大興奮して忘我の境地のおのP
非常に大きな一枚岩を精巧に組み合わせている 内部から玄門・屋根型に加工してある

吾妻古墳
所在地:後円部・壬生町大字藤井、前方部・栃木市大光町 前方部を南に向ける2段築成の大型前方後円墳で「吾妻岩屋古墳」とも呼ばれる。周溝の内側に平坦な1段目(基壇)を持ち、1段目の全長約117m、2段目の全長86mで、周溝からの比高約10m、周溝を含めた総全長は170mで壬生町では最大の古墳。埋葬施設は凝灰岩の切石を用いた横穴式石室で、2段目の前方部先端にあったことが古記録により分かっている。現在、石室の玄門は下記の壬生城址公園に保存されている。出土した円筒埴輪の年代から後期後半の築造と推定されている。
西側の周溝から墳丘1段目(基壇)と2段目・左が後円部で右が前方部
墳丘1段目(基壇面)から2段目・左手前が後円部で右奥が前方部
幅広で深い周溝 周溝から墳丘1段目(基壇)と2段目の後円部
右から周溝・前方部1段目(基壇)と2段目 前方部先端2段目の石室跡

吾妻古墳「玄門」
明治の初年に壬生城主が古墳から掘り出して、隠居所の庭石にしていた??とのこと。殿様は前衛彫刻の早すぎた愛好者だったのだろうか?現在は壬生城址公園の中に展示されている。
箱根彫刻の森? アートとしてかなりシュール
城跡に入って土塁の左手にある お堀をクルーズするアヒル

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